日本で最も透明度が高い湖「摩周湖」。絶景「摩周ブルー」の理由は?
摩周湖(ましゅうこ)は、北海道川上郡弟子屈町にある湖。
2001年には北海道遺産に選定されました。
摩周湖は日本ではNO.1の透明度。
世界ではバイカル湖についで2番目に透明度の高い湖です。
なぜ、摩周湖は日本一透明度が高く
美しいブルーを生み出せるのでしょうか?
それには理由があります。
摩周湖がほかの湖と大きくちがうのは、
湖に流れ込む川も、流れ出す川もないことです。
そのため、外部からの有機物の流入がほとんどありません。
また一年を通じて水温が低いので
微生物などの繁殖もむずかしい環境にあります。
そうした条件が重なったことで、
この高い透明度が保たれているとのこと。
本当にさまざまな条件が重なった「神秘の湖」
だということがわかりますよね。
【摩周湖へのアクセス】
・中標津空港~約60㎞(所要時間:約1時間)
・女満別空港~約65㎞(所要時間:約1時間半)
※バスを利用する際は、「JR摩周駅」から各方面への路線が整備されています。
・住所:北海道上川郡弟子屈町朝日1
・お問い合わせ:0154-82-2642
・営業時間:5月~10月 9:00~17:00/11月~4月 10:00~16:00
透明度No.1の摩周湖を望む3つの展望台。そのアクセス方法や眺めのちがいは?
摩周湖を望める展望台は次の3つです。
・第一摩周展望台
・第三摩周展望台
・裏摩周展望台
(因みに、第二展望台はかつてはありましたが、今は閉鎖)
それぞれのアングルからの摩周湖の見え方やアクセスについて
説明していきます。
最もポピュラーなのは第一展望台。
ここは駐車場やレストハウスの設備が整っていますが、
駐車料金500円がかかります。
売店でお土産を買ったり、レストランで食事をして
ひと休みしたい方におススメです。
摩周オリジナルのブルーのソフトクリームも
味わってみてください。
【摩周湖 レストハウス】
・住所:弟子屈町弟子屈原野 摩周湖第一展望台
・電話:015-482-1530
・営業時間:4月下旬頃~10月下旬頃 8:30~17:30
10月下旬頃~4月下旬頃 8:00~17:00
・定休日:なし
・駐車場:あり (乗用車:500円/バイク:200円)
第一展望台からおよそ5分(約3㎞)にあるのが「第三展望台」
こちらは駐車料金はかかりません。(10台ほど)
車道沿いにある駐車場から、階段を上っていくと
展望台に到着です。
第三展望台は標高670mと、3つの中で最も高い展望台。
第三展望台では摩周湖に浮かぶカムイシュ島(中島)を
間近に見ることができます。
また、手前の湖面をほぼ真上から覗き見ることができ、
第一展望台とはまたちがう摩周を楽しむことができますよ。
摩周湖に背をむけると、屈斜路湖(くっしゃろこ)や藻琴山(もことやま)が見えます。
森と湖と火山という阿寒摩周(あかんましゅう)国立公園
ならではの風景も忘れずにお楽しみください。
最後にご紹介するのが「裏摩周(うらましゅう)展望台」
裏摩周展望台は清里町と中標津(なかしべつ)町との町境に位置します。
ここは、第一、第三展望台のほぼ対岸に位置するため、
また少しちがう摩周湖が眺めることができます。
15台ほどがとめられる無料の駐車場があり、他の2つの展望台に比べて
訪れる人が少ないので、静かにゆっくりと摩周湖の景観を楽しむことが
できますよ。
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