クマに遭遇したらどうする？出会わないための対策は？

クマに出会ったらどうしたらいい？

北海道に住んでいると、「クマに遭遇したことがある」
という人が、意外と身近にいたりします。

登山中や山菜取り、釣りの最中や
通勤中にばったり、なんて方もいました。

近年、全国でもクマによる
人的被害が増えています。

鈴をつけたり、大きな声を
出したりしていても、
クマに遭遇する可能性は
0ではありません。

では、万が一クマに遭遇した場合は
どうすれば良いのでしょうか。

北海道環境生活部によると、

遠くにクマを見つけたら…
気が動転しがちですが、
まず落ち着いて状況を判断。

クマがこちらに気づいていない場合は、
静かにその場から立ち去りましょう。

クマがこちらに気づいていたら…
クマが移動する方向を見定めながら、
静かに立ち去りましょう。

ふつうにしていれば、ほとんどのクマは
立ち去るはずですので、
落ち着いて行動してください。

それでも、近づいてきた場合は…
クマから目を離してはいけません。
そして、目を離さずに、
ゆっくりと後ずさりをしながら、
クマとの距離をとっていきましょう。

クマが突進してきても、
慌てて走って逃げてはいけません。

威嚇突進であることが
多いためです。

本当に攻撃性を感じた場合は、
クマよけスプレーがあれば、
最終兵器として使用しましょう。

クマが３～４ｍのところまで
接近したところで、目と鼻をめがけて
スプレーを噴射します。

※クマよけスプレーは、唐辛子エキスを
主とする強力な成分でできているため、
小型のクマや、その他の動物に向け
て噴射することは絶対にやめましょう。

クマに遭遇したときに、絶対してはいけないこと。
それは、クマを刺激することです。
大声をだす・走って逃げる・石を投げる　などは、
絶対しないようにしてください。

できればクマには遭遇したくないですよね。

クマに遭遇しないために、しっかり対策を理解してから
登山やキャンプに出かけるようにしましょう。

【クマに遭遇しないための対策】
・2人以上で山に入る。

・早朝や夕方など、薄暗い時間帯の
　入山はできるだけ避ける。

・大きな声で話す。鈴やラジオも
できれば携帯し、鳴らしておく。

・風が強いときや、音が聞こえにくい時は
　気を付ける。
（クマが人間の音に気付けないため）

・テントの外やBBQ後に生ゴミを放置しない。

・ブナやミズナラが凶作の地域には
　なるべく行かない。

クマは人の物音を聞くと、
クマの方から離れていきます。

お互いが共生するために、
トラブル防止にできることは、
積極的に行っていきましょう。