エアコンの除湿ってどんな仕組み?冷房と除湿どちらがお得?
湿度が高いと蒸し暑く感じるため、
エアコンの「除湿」機能を使うと
設定温度を低く設定しなくても
快適に感じることが出来ます。
エアコンの除湿には、
「弱冷房除湿」と「再熱除湿」という
2つのタイプがあるのをご存じですか?
除湿は水分を外に追い出すしくみは
同じですが、部屋に戻す空気の
温度が違います。
・弱冷房除湿→温度を下げて除湿。弱めの冷房と同じ。
・再熱除湿→温度を下げずに除湿する。
「弱冷房除湿」は「湿度を目標の値まで下げる」ために
微弱な冷房運転を続けます。
一方、「再熱除湿」は、室内機の中で
部屋の空気を一旦冷やして除湿し、
下がり過ぎた空気を温めて室内に戻しています。
では、冷房・弱冷房除湿・再熱除湿、
それぞれのモードで電気代の違いは
あるのでしょうか。
それぞれの機能を1時間ずつ
運転させたときにかかる電気代は、
・冷房 0.48(kW)×1h×25(円)=12円
・弱冷房除湿 0.18(kW)×1h×25(円)=4.5円
・再熱除湿 0.652(kW)×1h×25(円)=16.3円
(室内の温度:24度、湿度:80%、電気代を1キロワット時当たり25円として計算)
機種によって差はありますが、
例えば冷房モードの消費電力が480Wの
エアコンを使用した場合、
弱冷房除湿は180W、再熱除湿は652Wとなります。
数字をみると、弱冷房除湿の消費電力が
圧倒的に安いことが分かります。
消費電力の大きさは
「再熱除湿」>「冷房」>「弱冷房除湿」の順
というわけですね。
ご自宅のエアコンの除湿が、弱冷房除湿か
再熱除湿かが分からない場合は、
取扱説明書で確認をできます。
再熱除湿の機能は、新しい機種の
エアコンについているため、
従来のエアコンを使用している場合は
弱冷房除湿のはずです。
まとめ
まとめ
今回はエアコンの節約に関する豆知識をご紹介しました。
一日中家にいるときやちょっと外出するようなときは、
不必要にエアコンのスイッチは入り切りしないほうが、
節電効果が高いことがわかりましたね。
また、「再熱除湿」は冷やした空気を
再度温めるために、消費電力が多く必要ですが、
部屋の温度を下げないので、梅雨や夜でも体が
冷えすぎずにすみます。
そのため、冷え性の方には
おススメの機能でもあります。
また、従来のエアコンをお使いの方は、
「除湿」が一番節電になるという事も
わかりましたね。
エアコンの機能を上手に使いわけ、
残暑をのりきっていきましょう。
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