日本の食品ロスの現状は?減らすために私たちができることは何?
農林水産省によると、日本の食品ロス量は
年間600万トンを超え、毎日、
大型トラック(10トン車)約1,700台分の
食品を廃棄しています。
日本の食品ロス量年間643万トン(H28)の内訳は
以下の通り。
(図:政府広報オンラインより)
個人的には、食品ロス量の多くは
食品関連事業者から出されるものが
多いように感じていましたが、
意外にも家庭からの食品ロス量が
それ程大きな差がないほど多い事に驚きを感じます。
家庭系の食品ロスについて、
消費者庁が平成29年に徳島県で
食品ロス削減に関する
実証事業を行いました。
その結果、
「まだ食べられるのに捨てた理由」
を調べた結果が以下のグラフ。
(図:消費者庁より)
「食べ残し」による食品ロスは57%、
「傷んでいた」が23%となっており、
食品の過剰な購入と、家庭にある
食品のストックを管理することで
食品ロスを減らすことができることが
分かりますね。
消費者庁は、買い物や家庭で
食品ロスを減らすためのポイントを、
以下のポスターにまとめ、
食品ロス削減を呼びかけています。
食品ロスによって以下のような問題が
発生します。
- 食品ロスを含めたゴミを廃棄するための多額のコスト。
- 可燃ゴミとして燃やすことでCO2を排出し、気候変動に影響。
- 焼却後の灰の埋め立て等による環境への負荷。
ですから、私たち一人一人が毎日の生活で、
食品ロスを意識し、食品ロスの削減に
取り組んでいく必要があると言えますね。
商品を安く購入できる!食品ロスに取り組むおすすめ通販サイト
社会問題化している食品ロスを削減に
取り組む事業者も増えてきています。
私たち消費者が、食品ロスの削減に取り組む
事業者から商品を購入することで
①商品を格安の価格で購入できる
②食品ロス削減に貢献できる
とったメリットがあります。
今回は、私がおススメしたい
食品ロス削減に取り組む3つの
通販サイトをご紹介します。
①「KURADASHI」
“もったいないを価値へ”をスローガンに、
創業からフードロスゼロを目指して事業を展開。
食品ロス削減への賛同メーカーより
協賛価格で提供を受けた商品を
最大97%OFFで消費者(会員)へ販売。
売り上げの一部を社会貢献団体に寄付する
日本初・最大級の社会貢献型フード
シェアリングプラットフォームです。
環境保護や動物保護の団体、
新たに設立したKURADASHI地方創生基金など、
全19団体を支援しています。
私自身もサービス開始の2015年以来、
丸5年会員登録をしているサイトです。
食品や飲料ばかりではなく
「美容・商品」や「日用品・雑貨」など、
あらゆるジャンルの商品を
格安で購入することができます。
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1商品あたり550円(税込)の送料が、
どの商品を何度購入しても全て送料無料になります。
(沖縄本島を除く)
私は頻繁に商品を購入する訳ではありませんが、
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登録しています。
プレミアム会員に登録しておくと、
掘り出し物を見つけた時に送料を
気にすることなく商品を
購入することができますよ。
ポイント!
- あらゆるジャンルの商品を格安価格で購入可能。
- プレミアム会員登録(月額550円)で送料無料。
- 商品購入に、支払い料金の一部を寄付することができ、
社会貢献を実感できる。 - 人気商品はすぐに売り切れるため、マメにサイトをチェック。
ホームページ:https://www.kuradashi.jp/
②REBAKE(リベイク)
リベイクは、パンに特化した
食品ロス削減に取り組むサイトです。
2018年12月からスタートしたサービスで、
パンの廃棄を減らすため、
廃棄になってしまいそうなパンなどを
積極的に扱っています。
北海道から沖縄まで、日本全国の
パン屋さんからパンをお取り寄せできるのも
魅力の一つ。
直接買いに行けない遠方のパン屋さんの
パンがお取り寄せできるなんて、
パン好きにはたまらないサービスですよね。
食品ロス削減のために販売されている
「ロスパン」とは、
閉店後まで売れ残ってしまい、
まだ食べられるのにどうしても
捨てざるを得ないパンのこと。
パンのロスは日々の状況により
いつ出るかわからないため、
予めパンの予約が必要になります。
パンが余るまで待つ代わりに、
お得な値段で購入することが可能。
ロスパンを購入することで、
- パン廃棄の削減
- 収益の一部を食品ロスの削減に取り組んでいる団体に寄付
の2点に貢献することがきますよ。
ポイント!
- 国内200店舗以上のパン屋さんのパンをお取り寄せできる。
- ロスパンの購入によって、お得にパンを購入し、
食品ロスの削減と寄付団体に貢献ができる。 - パンの成分・材料、「こだわり」や「アレルギー」など、
パンの絞り込み検索が可能で、お好みのパンにスムーズに出会える。
ホームページ:https://rebake.me/
③ロスゼロ ~ロスが減る、笑顔が増える。~
ロスゼロは、食品が作られる過程で生まれる
ロス(形状不良など)をメーカーに提供してもらい、
それをソーシャルブランド商品に生まれ変わらせ、
販売する会社。
お菓子の食品ロスをメインに
商品を取り扱っています。
売り上げの一部を教育支援団体に寄付し、
カンボジアの教育支援も行っています。
また、不定期に「ロスゼロ食堂」を開催。
参加者にお米以外は100%規格外の
食材で作ることを目指す食事を提供し、
調理次第で、規格外食材でも
美味しく食べられることや、
自分の食べられる量を知ることで
食べ残しを減らせることを実感する
きっかけづくりを目指しています。
ポイント!
- スイーツをメインに余剰品となってしまった商品を買い取り、
インターネットを通じて消費者へ販売。 - お米以外は規格外商品だけを使った「ロスゼロ食堂」を
不定期に開催。 - 売り上げの一部を寄付し、カンボジアの教育に貢献。
ホームページ:https://www.losszero.jp/
まとめ
今回は、食品ロスを減らすために
わたしたちが出来ることをまとめました。
まずは、毎日の生活の中で
食品ロスを出さない事を意識して生活をすること。
そして食品ロスを削減するために
取り組んでいる事業者から
商品を購入することで、
格安で商品を購入することができ、
食品ロスに貢献することもできます。
日本では食品ロスがあふれる一方で、
日本の貧困率は15.7%と言われており、
7人に1人が貧困生活を強いられているのも事実。
私たち一人ひとりが食品を無駄にせず、
大切に消費することが大切ですね。
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