2020年9月最新版。新型コロナの症状や感染者数は?インフルとの違いや比較方法はある?

ヘルス関連

新型コロナ感染者に多い症状は?重症化の割合や致死率はどれくらい?

新型コロナウイルス感染症の初期症状は、
風邪やインフルエンザと似ています。

では、新型コロナ特融の症状や、
重症化する割合はどの程度なのでしょう。

新型コロナウイルス感染者に頻度が高い症状とは?

新型コロナ感染者に頻度が高い症状は
以下の通り。

【新型コロナの頻度の高い症状】
発熱…83~99%
…59~82%
だるさ…44~70%
食欲不振…40~84%
息切れ…31~40%
…28~33%
筋肉痛…11~35%
(CDC. Interim Clinical Guidance for Management
of Patients with Confirmed COVID-19より)

上記の症状の中で、「息切れ」
風邪やインフルエンザではあまりない症状なので、
新型コロナを疑うきっかけとなります。

新型コロナウイルス感染後の経過や重症化の割合は?

感染症の専門医である忽那賢志氏によると、
新型コロナウイルスの感染者の約8割の方
発症から1週間程度の軽微な風邪症状が続き、
自然に治癒するとのこと。


上記のグラフから分かるように、
重症化するのは2割弱の方

発症から1週間前後で肺炎の症状
(咳・痰・呼吸困難など)が悪化し、
入院に至ります。

さらに約5-10%の症例でICUでの集中治療が
必要になり、3-5%の事例で
致命的になりうるとされています。

また、新型コロナウイルス感染症で
重症化しやすいのは高齢者
持病のある方であることも分かっています。

下のグラフから、7月15日時点の
年代別の感染者数と致死率を確認できます。

厚生労働省の15日時点のまとめでは、
死者981人を世代別にみると
80代以上が約57%、70代が約27%と
70代以上が約84%を占める

これに対し感染者約2万2230人のうち最も多いのは
20代で4987人。30~50代は各3千人台、
60代、70代、80代以上は各2千人前後だ。

陽性者のうち亡くなった人の割合(致死率)は、
80代以上は28・3%、70代は14・2%。
60代4・7%、50代1・0%、40代0・4%。
30代以下0・1%以下と比べると、
高齢世代で顕著に高い。

(グラフ、文:9月25日 朝日新聞デジタルより)
つまり、現在までのところ、以下の2点のことが言えますね。

    • 新型コロナウイルスの大人感染者は20代が最も多く
      概ね年齢が上がるほど減少している
    • 致死率は、高齢であればあるほど高いが、
      60代以下は5%未満であり、40代以下は
      0.5%以下である。

新型コロナとインフルエンザの症状の違いは何?表で比較。

新型コロナウイルス感染症の初期症状は
風邪やインフルエンザと似ていますが、

新型コロナと風邪、インフルエンザの症状
を比べると、以下の表のようになります。

症状 新型コロナ 風邪 インフル
発熱 平熱~高熱 平熱~微熱 高熱
喉の痛み
息切れ × ×
だるさ
関節痛 ×
頭痛
鼻水
下痢 ×
くしゃみ × ×

◎:頻度高い、◯:よくある、△:ときどきある、×:稀
(参考:オーストラリア政府啓発資料より)

「咳」は3つに共通して「頻度が高い」症状となっていますが、
新型コロナの場合は、咳が1時間以上続いたり
呼吸困難を伴うことが特徴とされているようです。

また、新型コロナに特徴的なのは、症状の続く期間の長さ
言われています。

新型コロナ患者では嗅覚障害・味覚障害を訴える
患者さんが多いことも分かってきていますよね。

これは、最も新型コロナに特徴的な症状との報告もあり、
(nature.com/2020.5.11より)
イタリアから、特に若年者、女性ではこれらの症状が
みられる頻度が高いとの報告があります。

まとめ

今回は、少しずつ明らかになっている
新型コロナウイルスの特徴や、
通常の風邪やインフルエンザとの
症状の比較方法についてまとめました。

これからインフルエンザが流行る
季節に向かっていきますね。

今年の南半球のインフルエンザ感染者が
驚くほど少なく、「これは社会の多くの人が
同時に感染症の対策をとったため」
とも言われています。

新型コロナについては、未だ
明らかになっていないことも多いですが、
今後も引き続き、みんなが
感染症対策を行っていくことが
大切だと言えそうですね。

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